プリモックス(Primox)の効能
日本での適応・処方
うつ病、うつ症状、神経痛、偏頭痛、過食症、夜尿症(おねしょ)など
海外での適応・処方
パニック障害、過敏性腸症候群など
プリモックス(Primox)とは
第1世代の三環系抗うつ薬「ノリトレン」のジェネリック薬です。1960年代からある初期の抗うつ薬のひとつで以前はよく使用されていました。いまは新しい抗うつ薬が色々とでているので、抗うつ薬とし使われることは少なくなっています。
セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリンの全ての阻害作用がありますが、本剤は特にノルアドレナリンの量を増やす作用が強いのが特徴です。
副作用としては便秘や口の渇きが起こりやすいといわれています。また躁転しやすいという海外のデータもあります。
日本での商品名
ノリトレン
プリモックス(Primox)の有効成分
成分名:ノルトリプチリン(Nortriptyline)
化学式:C19 H21 N
ノルトリプチリンは1962年に発見され、翌年にはアメリカのFDAで承認された三環系の抗うつ薬です。他の第1世代の三環系抗うつ薬と同じく、抗コリン作用が強く副作用がでやすいですが抗うつ効果もそれに比例して強めです。
プリモックス(Primox)の服用量
通常、初期用量は1回に10~25mgを、1日3回服用します。その後症状に応じて増減します。
(1日の最大服用量は150mgです。)
※服用方法や服用量は症状、体質、副作用などにより異なります。自分の判断で服用量を増やしたり、途中で服用を中止したりしてはいけません。医師や薬剤師の指示を守りましょう。
また通常の副作用以外の異常を感じる場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。
プリモックス(Primox)の服用方法
1回の服用量を水やお湯などで服用してください。お茶やコーヒーなどでも問題ありません。
毎日定期的に服用してください。飲み忘れた場合は2回分を一度に服用せずに1回分を服用します。
プリモックス(Primox)の血中濃度
ピーク:4~5時間後
半減期:26時間
毎日服用を続けることで血中濃度が安定し効果がでてきます。飲み忘れに気付いたらすぐに1回分を服用してください。
プリモックス(Primox)の副作用
吐き気、食欲不振、便秘、眠気、倦怠感、口の渇き、手のふるえ、低血圧、頻脈、発疹、尿が出にくくなるなど
この他にも副作用はあります。異常を感じた場合は医師の診察を受けてください。
急にお薬の服用をやめると悪化する危険性があります。症状がよくなっても自分の判断で服用をやめずに医師の指示に従ってください。
プリモックス(Primox)の飲み合わせ
本剤と他のお薬との飲み合わせについて。服用する前に医師や薬剤師に確認しましょう。
セレギリン
併用注意薬
アルコール、その他
他にも注意が必要な薬があります
プリモックス(Primox)の注意点
・妊娠中の方、授乳中の方、妊娠の可能性がある方は服用できません。
・緑内障の方は服用できません。
・前立腺肥大、心臓病、てんかん、低血圧、腸閉塞などの腸の疾患、統合失調症の素因、低カリウム血症、衝動的な方、24歳以下の方、高齢の方は医師と相談しながら慎重に服用してください。
・抗うつの作用が強く、躁状態になってしまうことがあります。できれば周囲の方にも気をつけてみてもらい状態がよくなくなった場合には医師の診察を受けてください。
・服用中は機械の操作や運転、高所での作業は避けてください。
・服用中の飲酒はできるだけ控えるようにしましょう。
・服用をはじめると、不安になったり、症状が悪化したり、副作用で気分が悪くなったりということがあります。医師やご家族などの、周囲の方と相談しながら服用しましょう。
・服用中は定期的に肝臓と腎臓の検査をすることが望ましいです。
・自己判断でお薬の増量・服用中止などせずに医師にご相談ください。
プリモックス(Primox)を海外から取り寄せる
こちらの商品は個人輸入が認められている成分ですので、通販で購入して取り寄せることができます。こちらのお店注文すると、7~10日ほどで郵送で届きます。
ただしこちらは海外で製造されて海外でチェックを受けている商品なので、日本の厚生労働省が承認した医薬品ではありません。海外の薬を取り寄せる場合は自己責任になりますので使用する際には十分気をつけましょう。