バスポン(Buspon)の効能
日本での適応・処方
日本では未承認のため適応がありません。
海外での適応・処方
不安障害、うつ症状、ADHD、女性の性的欲求低下症、睡眠障害など
バスポン(Buspon)とは
バスパーという先発薬のジェネリックになります。有効成分はブスピロン(Buspirone)という物質で、ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系、カルバメート系ではなく、身体的な依存や離脱症状がないことで知られています。
ブスピロンはアメリカでは抗不安薬として短期または長期の治療に処方されていますがイギリスでは短期治療のみ承認されています。ブスピロンの抗不安作用は服用から効果がでるまでが長く2~4週間かかる場合もあります。
また承認されていませんがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の効果を増強する補助剤としての効果も認められています。
単体ではうつ症状、女性の性的欲求低下症の改善、ADHDなどの症状の治療に有効であるという研究結果があります。
また短時間の眠気の副作用があることから睡眠導入剤としても用いられています。
日本での商品名
日本未承認
バスポン(Buspon)の有効成分
成分名:ブスピロン(Buspirone)
化学式:C21H31N5O2
1968年に抗精神病薬として合成されましたが、抗不安薬として開発され1986年に発売になりました。他の抗不安薬や抗うつ剤とは系統が違う物質で、身体的な依存や離脱症状などがない事が知られています。
主にセロトニンとドーパミンの受容体に結合して、脳内のセロトニンとドーパミンの濃度を増やす作用があるとされています。
バスポン(Buspon)の服用量
初期用量を1日に15mgとし、1日2回に分けて服用します。増量する場合は2~3日に5mgずつゆっくり増やします。
(平均服用量は1日20~30mg、最大服用量は60mgです)
※こちらは海外での処方になります。
※服用方法や服用量は症状、体質、副作用などにより異なります。自分の判断で服用量を増やしたり、途中で服用を中止したりしてはいけません。医師や薬剤師の指示を守りましょう。
また通常の副作用以外の異常を感じる場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。
バスポン(Buspon)の服用方法
1回の服用量を水やお湯などで服用してください。お茶やコーヒーなどでも問題ありません。
カプセル錠ですが噛み砕いたりせずにそのまま飲み込んでください。
バスポン(Buspon)の血中濃度
ピーク:1~1.5時間後
半減期:2.8時間
体に吸収されるスピードはかなり速いですが、抗不安薬としての作用がでるまでには数週間かかる場合がありますので頓服薬としては適しません。
バスポン(Buspon)の副作用
眠気、めまい、吐き気、緊張感、頭痛、神経痛など
この他にも副作用はあります。異常を感じた場合は医師の診察を受けてください。
バスポン(Buspon)の飲み合わせ
本剤と他のお薬との飲み合わせについて。服用する前に医師や薬剤師に確認しましょう。
MAO阻害剤
併用注意薬
本剤以外の抗うつ薬、抗真菌薬、などいろいろあります
バスポン(Buspon)の注意点
・妊娠中、妊娠の可能性がある方は、服用前に医師にご相談ください。
・MAO阻害剤など飲み合わせが悪いお薬がありますので、他に服用しているお薬がある方は医師にご相談ください。
・重度の腎臓病、肝臓病の方は服用できません。
・服用をはじめると、不安になったり、症状が悪化したり、副作用で気分が悪くなったりということがあります。医師やご家族などの、周囲の方と相談しながら服用しましょう。
・自己判断でお薬の増量・服用中止などせずに医師にご相談ください。
バスポン(Buspon)を海外から取り寄せる
こちらの商品は個人輸入が認められている成分ですので、通販で購入して取り寄せることができます。こちらのお店注文すると、7~10日ほどで郵送で届きます。
ただしこちらは海外で製造されて海外でチェックを受けている商品なので、日本の厚生労働省が承認した医薬品ではありません。海外の薬を取り寄せる場合は自己責任になりますので使用する際には十分気をつけましょう。