セルティマ(Sertima)の効能
日本での適応・処方
うつ病、うつ状態、社会不安障害、強迫性障害、パニック障害、PTSDなど
海外での適応・処方
月経前症候群、早漏症、偏頭痛、など
セルティマ(Sertima)とは
ファイザー社が開発したSSRI系抗うつ薬「ジェイゾロフト」のジェネリック薬です。25mg・50mg・100mgの3種類があります。SSRIの中でも人気が高い製品の一つです。欧米では18歳以上の抗うつ薬として承認されましたが、その後若者へのリスクが指摘されて、25歳未満が服用した場合の自殺のリスクが明記されるようになりました。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)のひとつで、セロトニン受容体に結合することで脳内のセロトニンが再取り込みされにくくなります。その作用によって脳内のセロトニン濃度が増えます。正確な作用機序は解明されていませんが、セロトニンが増えることでうつ症状の治療に効果があると考えられています。SSRIは三環系や四環系よりも副作用が少ない等の理由から、世界中で抗うつ薬として第一選択薬として処方されることが多くなっています。
有効成分のセルトラリンはパロキセチンと同じく射精遅延の副作用が報告されており、早漏症の治療にも使われることがあります。ただし早漏症の治療については承認されていません。またSSRIには他に早漏症治療により適している成分「ダポキセチン」があり、そちらは世界40カ国以上で承認されています。
日本での商品名
ジェイゾロフト、セルトラリン
セルティマ(Sertima)の有効成分
成分名:セルトラリン(Sertraline)
化学式:C17H17Cl2N
セルトラリンは世界的な製薬会社「ファイザー」が開発したSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。ファイザーでは1970年代から様々な受容体の再取り込み阻害薬を研究してきましたが、その一つがセルトラリンです。
日本で承認されているSSRIは、フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン、エスシタロプラムの4種類で、日本では3番目のSSRI系抗うつ薬として2006年に承認されました。
従来の抗うつ薬よりも副作用が少ないとして第一選択薬になることが多いSSRIですが、依存症状・離脱症状・若者への投与など注意すべき点もありますので医師の処方なしで服用しないようにしましょう。
セルティマ(Sertima)の服用量
通常、1日1回25mgを夕食後に服用します。症状に応じて最大100mgまで増量が可能です。
(1日の最大服用量は100mgです。)
※服用方法や服用量は症状、体質、副作用などにより異なります。自分の判断で服用量を増やしたり、途中で服用を中止したりしてはいけません。医師や薬剤師の指示を守りましょう。
また通常の副作用以外の異常を感じる場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。
セルティマ(Sertima)の服用方法
1回の服用量を水やお湯などで服用してください。お茶やコーヒーなどでも問題ありません。
服用してすぐに抗うつ効果があらわれるタイプのお薬ではありません。不安感やうつ症状が強いからといって量を増やしてもその場で効果はありません。毎日定期的に服用してください。飲み忘れた場合は2回分を一度に服用せずに1回分を服用します。
セルティマ(Sertima)の血中濃度
ピーク:4~6時間後
半減期:23-26時間
毎日服用を続けることで血中濃度が安定し効果がでてきます。抗不安薬としての作用がでるまでには2~3週間かかります。
セルティマ(Sertima)の副作用
吐き気、食欲不振、下痢、腹痛、眠気、頭痛、倦怠感、動悸、性機能異常、発疹、口の渇き、その他
服用開始後はしばらく吐き気が続く場合がありますが、吐き気止めや胃薬を飲んでも構いません。2週間位で落ち着くことが多いですが、収まらない場合は医師に相談してください。
また急にお薬の服用をやめると離脱症状があります。症状がよくなっても自分の判断で服用をやめずに医師の指示に従ってください。
この他にも副作用はあります。異常を感じた場合は医師の診察を受けてください。
セルティマ(Sertima)の飲み合わせ
本剤と他のお薬との飲み合わせについて。服用する前に医師や薬剤師に確認しましょう。
パーキンソン病治療薬(セレギリン)、安定剤(ピモジド)
併用注意薬
本剤以外の抗うつ薬、リネゾリド、炭酸リチウム、トリプタン系偏頭痛薬、トラマドール、メサドン、ペンタゾシン、L-トリプトファン含有製剤、セイヨウオトギリソウ、抗血栓薬、安定剤など
その他にもたくさん注意が必要な薬があります
セルティマ(Sertima)の注意点
・妊娠中、妊娠の可能性がある方は、服用前に医師にご相談ください。
・不整脈、心臓病、肝臓病、てんかん、躁うつ、躁病の既往歴がある場合、子ども、24歳以下の若い方は特に注意が必要です。
・飲み合わせが悪いお薬がありますので、他に服用しているお薬がある方は医師にご相談ください。
・自殺の企図や攻撃性についてのリスクが指摘されています。
・服用をはじめると、不安になったり、症状が悪化したり、副作用で気分が悪くなったりということがあります。医師やご家族などの、周囲の方と相談しながら服用しましょう。
・自己判断でお薬の増量・服用中止などせずに医師にご相談ください。
セルティマ(Sertima)を海外から取り寄せる
こちらの商品は個人輸入が認められている成分ですので、通販で購入して取り寄せることができます。こちらのお店注文すると、7~10日ほどで郵送で届きます。
ただしこちらは海外で製造されて海外でチェックを受けている商品なので、日本の厚生労働省が承認した医薬品ではありません。海外の薬を取り寄せる場合は自己責任になりますので使用する際には十分気をつけましょう。
セルティマ(Sertima)25mgの個人輸入
セルティマ(Sertima)50mgの個人輸入
セルティマ(Sertima)100mgの個人輸入